状況によって理由もいろいろですが、馬の性格も影響しています。狭いところに入るのが怖くて行かない馬もいますし、躊躇(ちゅうちょ)する馬は少なくないように思います。スッと入れる馬の方が少ないでしょうね。いまの時期、未勝利戦に初出走の馬がいることがありますが、こういうケースでは躊躇(ちゅうちょ)する馬が多いように思います。
逆に、スペースもないのに突っ込んでいこうとする馬もいます。馬群のなかで引っ掛かっている馬はそういう感じですかね。こういうケースは本当に危険なんです。
画面越しにスペースができたと感じられても、騎手の感じ方は違うかもしれません。スペースができて行きたいと思っても、そのスペースがどれだけ信用できるかが大事なんです。
例えば、前があいたとしてもそれぞれ横の馬がモタれていたら、すぐに閉まってしまう可能性が高いというように、周囲の馬の癖も頭に入れて動きを予測するんです。
そこで何も考えずに、何でもかんでも入っていってしまったら…。入りきれなかったときに大きなアクシデントになる可能性が高くなってしまいます。
前にスペースができたとしても、そこに入るかどうかは、人馬ともに安全であるかどうか、というのが一番大事なことなんです。
www.sanspo.com/race/article/general/20220309-4DEXAD3OBVKNFASZPLZZBQQK2A/
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Source: 競馬総合まとめ速報