英国のチャールズ国王(73)が、先月9日に死去したエリザベス女王から受け継いだ競走馬12頭を競売にかけ、売却する意向であることが分かった。
動物好きとして知られた女王は、亡くなった時に4匹の犬とともに100頭以上の馬も所有していたと言われている。愛犬2匹は女王の次男アンドルー王子と元妻のサラ・ファーガンさんが引き取って一緒に暮らし始めたことが分かっているが、英デイリー・メール紙などの報道によると、国王は亡き母が愛した競馬事業を縮小するため一部の競走馬を売却すると伝えている。
大の競馬ファンで馬主でもあった女王は、1952年に即位した際に父ジョージ6世から競走馬を譲り受けて以来、70年間に渡ってこよなく馬たちを愛し、繁殖にも力を入れてきた。
今年は37頭の競走馬をレースに出場させるなど競馬に情熱を注いできたが、国王はそのうちの3分の1にあたる12頭を競売にかける予定だとし、その中には女王が死去する2日前のレースで優勝した馬も含まれているという。
関係者は、王室と競馬界の関係は今後も継続されると述べているが、「情熱をささげた女王陛下と同じにはならない」との見方を示している。来年誕生予定の30頭の子馬も売却する方針だといい、女王が育てた最後の血統馬として高値で取引されることが予想されている。
残りの馬も近い将来新たな所有主へと渡ることが見込まれており、かねて王室のスリム化を進める意向を示していた国王は競走馬の繁殖事業も段階的に縮小する計画であるという。
国王が受け継いだ競走馬の1頭が先月末、女王の死去後初となるレースに出場。2着に終わって初勝利を国王にささげることはできなかった。60頭の競走馬と38頭の繁殖用の牝馬がいる英ノーフォーク州にある王室牧場ロイヤル・サンドリンガム・スタッドの関係者は、「牧場は3年以内に博物館になる可能性がある。本当に残念だ」と述べている。
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Source: ハロン棒ch -競馬まとめ-