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1:名無しさん@実況で競馬板アウト:2022/07/04(月) 21:34:39.56 ID:RsT5WbRr0.net
【リレーコラム】東京サンスポ~在厩期間は1年半超え〝美浦の主〟ノースブリッジby漆山
2022/07/04 14:08

うだるような暑さの美浦トレセンで、一頭の実力馬が調整を続けている。6月のエプソムCで重賞初制覇を飾ったノースブリッジ(美浦・奥村武厩舎、牡4歳)は前走後も放牧に出ず、美浦に居残っている。
いや、正確に言えば一昨年12月の葉牡丹賞を勝った後は一度も放牧に出ていないのだ。すでに在厩期間は1年半を超えており、〝美浦の主〟と言っていいだろう。
「こんなにトレセンにいるのはアパパネ以来じゃないですか」と、自身が調教助手時代に携わった3冠牝馬を引き合いに出して奥村武調教師は笑った。

きっかけとなったのは葉牡丹賞後に患った右前脚のトラブルだ。蹄の中に空洞ができて蹄葉炎になりかねなかったことから、厩舎に置いて獣医師、装蹄師を交えながら慎重にケアを続けていった。
すると「トレセンの居心地がいいのか、何だか雰囲気がいいんですよね。自分のウチみたいな感じで。だから今もそのまま残っているんです」とトレーナーは明かした。

現在はレースに出走したあとは放牧に出して、馬房を回転させるのが主流。そうでなければ、多くの預託馬を効率よく出走させることが難しいからだ。
しかし、奥村武師は「オーナーの理解とトレセンの環境、調整に耐えられる能力があって初めてできること」と前置きしたうえで、
「自分たちの手でやるというのは大事なことだと思うんです。アパパネのときにその効果も見ていますから。今は結果が全てみたいな言い方をされることも多いけど、
そこまでの過程も大事にしたい。もう引退まで放牧に出すつもりはありません」と信念を語った。

前走後はさすがに激走の疲れが大きく、現在は慎重に立ち上げのタイミングを見計らっている段階。次走は未定だが、
札幌記念や産経賞オールカマー、毎日王冠といったGⅡが視野に入ってきそうだ。その先にはGⅠのひのき舞台も待っていることだろう。
指揮官のこだわりがさらに大きな実を結ぶ日を、楽しみに待ちたい。(東京サンスポ・漆山貴禎)

www.sanspo.com/race/article/general/20220704-BG7UCEL6MZOAZAFQTHQHIBGZ44/

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Source: ターフ速報-競馬まとめ-

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