1着馬から115馬身も離された最下位でゴールしたことで騎手に処分が下された。だが、その処分内容にファンからは「軽すぎる」といった反発の声が上がっている。
26日に行われた「2マイル・ハンデキャップ」(AW3200メートル、10頭立て)でニール・カラン騎手が騎乗したバレエブランはスタートしてから600メートルほど走ったところで先頭に立ち、カラン騎手が全力で追い始めるとバレエブランは後続に5馬身ほどの差をつけてゴール板を通過した。
しかし、レースはそこからあと1周残されており、力を使い果たしたバレエブランは失速。結局、1位入線したブレイズオンファイブから約115馬身離された最下位でゴールした。
英競馬番組「レーシングTV」公式ツイッターが公開した動画は大きな波紋を呼んだが、英専門誌「レーシングポスト」は、今回のレースでカラン騎手に12日間の騎乗停止処分が下されたと報道。
その上で「騎手のニール・カランは、水曜日の夜のケンプトンでの早すぎるレース終了という『完全なヘマ』について謝罪した」と記し、カラン騎手のコメントを紹介した。
「騎手は木曜日の午前に『ミスを犯した。完全なヘマだった。(調教師の)アマンダと連絡を取り、エントリーフィーを自分が払うと申し出た。まさか自分がやるとは思ってもみなかったことだ』と話した」
とはいえ、“周回誤認”のミスは騎手としては致命的なミス。過去、日本の競馬でも同様の事態があった際は「競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者」(日本中央競馬会競馬施行規程)として3か月の騎乗停止処分が下されているだけに
今回の12日間騎乗停止という処分に対して、ファンからは「そんなに短いの」「馬券買ってた人はたまったもんじゃない」「お国柄かな」「どこにでもいるんだな」といった反響が寄せられている。
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Source: ターフ速報-競馬まとめ-