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豊くんが「いいですよ。これは走りますよ」って
──いよいよダービー週となりました。皐月賞3着からの巻き返しが掛かる2歳王者ドウデュースについて、今日はいろいろと伺っていきたいと思っております。松島オーナーに国内で初めてGIタイトルをもたらした記念すべき1頭ですが、まずは初めて馬を見たときの印象を教えてください。
松島 ノーザンファーム空港牧場で見たのが最初でしたけど、同じハーツクライ産駒のマイラプソディ(2019年・京都2歳S)に雰囲気が似ていて、いい馬だなと思いました。ハーツクライらしいというかね。
まぁ、正直なところ、僕は馬を見てもあまりわからないんだけど(苦笑)。ただ、代表の吉田俊介くんも「いい馬です」って言ってくれてね。楽しみだなと思っていました。
──武豊さんが騎乗して時計を出したのが8月の後半。その走りについて、武さんからはどんな報告がありましたか?
松島 乗ってもらった馬についてはいつも感想をくれるんですけど、豊くんはいつも安易に褒めたりはしないんですよ。僕としてはね、もう少しリップサービスしてほしいくらい(笑)。そんな豊くんが「いいですよ。これは走りますよ」って言いましてね。
──競馬ファン歴でいうと、半世紀を超えますね。
松島 そうですよ。あの“武豊”が僕の家の近くに住んでいることも知っていました。僕も会社をやっていたので、なにかしらの伝手で豊くんと食事をする機会を作れないかな…と、ずーっと思っていて。共通の知人を通して、やっとそういう機会に恵まれてね。もう20年以上前ですけどね。
──初めて武さんにお会いしたときの高揚感は覚えていますか?
松島 もちろんです。誰と会おうがあんまりビビったりはしないんだけど、あのときはものすごく緊張してね。そんななかでも、食事のあとにもう一軒、誘ってみようと思っていたんです。で、食事が終わって「いつも武さんが行っている店に行きましょう」と言ったら、なんかその言葉に豊くんが感動してくれて。・・・
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Source: ターフ速報-競馬まとめ-