重賞5勝トウシンマカオ引退、種牡馬入り

今年のGⅡ京王杯SCなど重賞5勝を挙げ、先週のマイルCSでは11着に終わったトウシンマカオ（牡6・高柳瑞）が現役を引退することになった。今後はアロースタッドで種牡馬となる。高柳瑞調教師は「ここまでGⅠや重賞で長く活躍してくれました。無事に競走生活を終えることができて良かったです。今週中には美浦トレセンを出発する予定です」とねぎらった。

同馬は2021年の8月にデビュー。3歳秋にスプリント路線に転向すると素質が開花。GⅢ京阪杯（22年、23年）、GⅢオーシャンS（24年）、GⅡセントウルS（24年）を勝ち、昨年のスプリンターズSではルガルのクビ差2着と健闘した。今年に入るとGⅡ京王杯SCをレコードタイムで制すなど、スピード能力に加えて距離への対応力も見せた。

父ビッグアーサー、祖父サクラバクシンオー、曽祖父サクラユタカオー、高祖父テスコボーイと、長年にわたって日本で育まれたサイアーラインの継続にも期待がかかる。
東スポ競馬編集部