競馬ギガ盛ブログ「川田Jの偉業」(1月5日)
あけましておめでとうございます。栗東・井上です。今年もよろしくお願いします。
この偉業を多くの人に知ってもらいたい。昨年、最高勝率騎手に輝いた川田Jです。2年連続のリーディングこそならなかったが、その数字に“トップジョッキーの意地”を見ました。勝率.305はJRA史上最高。それまで誰も成し遂げられなかった初の3割超えは、まさに快挙です。
全日程を終えた昨年の12月28日、会社にこう伝えました。「これは偉業だから」。さすが、敏腕デスクです。ネットの見出しに『JRA史上初!川田が勝率3割超え』と強調。手前みそですが、“史上初”と記したのはデイリースポーツだけでした。
今週、栗東トレセンで川田Jと談笑。3割はスゴ過ぎる。こう伝えると、「読みましたよ。“史上初”と記事にしてくれたのは、デイリーの1社だけでしたね」とうれしい言葉。続けて「僕が13年、14年と最高勝率騎手になった時が、どちらも1割6分なんです。それが3割に。ここまで来られたか、と思います」と感慨深げでした。
ただ、この偉業が周知されていないのが残念でならない。実際、JRAのプレスリリースにも“史上初”の文字はありませんでした。「ジョッキー仲間たちからは言われました。3割はすごい、と」。驚異のアベレージに、騎手たちが驚くのも当然でしょう。
それまでのJRA最高勝率騎手の最高値が02年の武豊Jで勝率.291。ルメールJも.278(18年)が最高です。「馬を選んでいるから、と言われるんでしょうね」と自虐的な川田Jだが、あえて言わせてもらいたい。あの大谷選手だって、球を選んで打っている、と。「僕は、野球で言うと、7割バッターぐらいの感覚でいます」。自分も同感です。
続きを読む
Source: ターフ速報-競馬まとめ-