実は昨年4月から、中央競馬競馬施行規定第68条の「競走の数は、1日につき12以内とし、日出から日没までの間に行う」から、「日出から日没~」の下りが削除された。歓迎すべき変更だ。
来年から夏場の一部開催で昼休みを3時間半程度と長く設定し、最も暑い時間帯の競走施行を避ける方針がすでに伝えられている。 最終競走は午後6時半ごろ。新潟で8月半ばまでなら日没前に収まる勘定だが、条文改正で放馬等アクシデントに対応する時間的余裕ができる。 暑熱対策としては日没のリミットがなくなったなら、いっそ夏だけでもナイターにも舵(かじ)を切れる。
新潟記念で現地滞在したサリエラの追い切り当日は存外暑かった。国枝師は「もっとアスリートファーストで考えなきゃ駄目だ」と語気を強めていた。師の提案はナイターよりもっと強くて驚いた。
「年に何度か2場の節があるだろ? そこに3場を詰め込めば年間288日を維持したまま、夏場にいくらか休催できる」と。 実際、今年の開催日程で2場3日の節も含め、すべて3場に再配置すると5節半(11日)の余裕ができる。全部詰めなくても夏を北海道1場に絞ることも可能だ。 「馬はしゃべれない。まず獣医師が馬たちをおもんぱかってやらないと。厩舎はそうと決まったら合わせてやってくのだから」。獣医師畑の大先輩の本気を見た気がした。
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Source: ☆うまなみ・競馬にゅーす速報