2023年2月25日 10:00 京都新聞
滋賀県栗東市のJRA(日本中央競馬会)栗東トレーニング・センター内で、厩舎(きゅうしゃ)従業員が馬の鼻先を指でたたく動画を撮影し、SNSに掲載していたことが24日分かった。
元の動画は削除されたが、別のSNSに転載されて拡散した。JRAは「今後、同様の事案が起こらないよう厩舎関係者研修でコンプライアンス教育を行っていく」と話している。
関係者によると、動画は13秒間あり、前半は馬の顔が映っており、後半に何者かが中指を曲げた状態で手のひらを上に差し出し、馬の鼻先を中指でたたく様子が撮影されていた。
馬は衝撃に驚き、顔をのけぞらせたようにも見える。
元の投稿者のものとみられる別のSNSには2020年8月14日に「職場で大火事」との記載があった。同日は栗東トレセンの厩舎1棟が全焼し、競走馬5頭が死んだ火災が発生していた。
JRAは京都新聞社の取材を受けて内部調査し、投稿者を特定した。報道室は「雇用する調教師が厳重注意を行った。従業員は深く反省して謝罪の弁を述べていた、と報告を受けている」と話した。
JRAによると、栗東トレセンは2千頭以上の競走馬を収容できる西日本地区の調教拠点。約150万平方メートルの敷地にさまざまな施設がある。同トレセンは名神高速道路栗東インターチェンジの南約3キロ。
www.kyoto-np.co.jp/articles/-/978293
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Source: ターフ速報-競馬まとめ-