2022.06.21 15:19
馬券払戻金に対する、数千万円の追徴課税を受けているお笑い芸人のインスタントジョンソン・じゃいが、6月19日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演し、持論を語った。
競馬関係の仕事が多いため、「経費として認められるだろうと、7年ほど前から雑所得で申告していたけれど、それが認められず、5年分の追徴課税」になったと説明。馬券売り上げの10%が国庫納付金となり、払戻金にも課税される“二重課税”への理不尽さを訴えた。
じゃいは国税不服審判所に不服申し立てを請求。弁護士費用などの寄付を募っており、18日には約400万円が集まっていることを、自身のYouTubeチャンネルで明かしている。応援する声が多いが、競馬ファンからはこんな声も。
《実際周りの人で国税から追徴課税された人なんて聞いた事ありません。じゃいさんの場合は度を超えたケ-スでそれを公に言いふらしたから国税としても見過ごせなかったのだと思います。現状以上の厳しい取り立てになる方が心配なのでそっとして置いて欲しいです》
今回の件では、非課税の宝くじ当せん金と同じように「馬券も非課税とすべし」という意見が多い。ただ、そんな単純な話ではない、とみる競馬ファンも少なくない。
《非課税になると控除率はおそらく宝くじ並みになる。50%とすれば、今年のダービーでドウデュース単勝4.2倍が2.6倍に下がる。それを受け入れられるかどうかでしょうね》
《そんなに世の中甘くないから、非課税になったら還元率が宝くじみたいに50%くらいになるよ。前の75%の方が良かったなって後悔するんだろうね》
《基本ギャンブルは遊びこんな例宝くじ当てる人より少ない 少額で楽しんでいる人達は全然関係ない 還元率下げるような行動は起こさないで欲しい 競馬歴40年のおっさんより》
ギャンブルで「テラ銭」といわれる、胴元の取り分となる控除率は通常、競馬は20~30%(券種により異なる)だが、宝くじは50%強、サッカーくじは約50%。圧倒的に「胴元有利」なのだ。国際カジノ研究所・所長の木曽崇氏はこう説明する。
「競馬など公営競技の控除率が富くじ(宝くじ、totoなど)よりも低く抑えられているのは、公営競技は『予想』という技術介入要素があり、その結果において儲けることのできる人とできない人の差が必ず生まれるから。
なので、富くじよりも控除率を抑えた上で、その差分に関しては『儲けた人』から所得税として取得する、という前提で、今の制度が作られています。もし、公営競技からの所得に関して、富くじと同様に非課税とするのならば、理論上は現在の公営競技に課されている所得税分を、控除に上乗せすべきという論が一方で発生するのも、必然であろうかと思います」
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Source: ターフ速報-競馬まとめ-