まずはですね、6月11日、中京3Rのソリダリティ(3歳未勝利・1番人気2着)。「近走の内容を考えれば、人気し過ぎです。精一杯の走りをして、踏ん張り切っての結果です」。「人気し過ぎ」なんていうフレーズは、なかなかお目に掛かれないなと。
川田 人気はファンのみなさんが決めるものですが、そのファンのみなさんが参考にするのは予想紙の記者たちの印ですよね。だから、一体誰が本命をつけたんだろうと思いまして。
だって、前走2着馬が3頭もいるなかで、この馬の近走は9着、7着。結果的に、馬が精一杯頑張って2着にきてくれたからいいものの、あまりにも不誠実だなという思いがありました。
──まぁ「中内田厩舎&川田将雅」は、もはやパワーワードですからね。
川田 そういうことなんでしょうけど、調教も内容的には動いていませんでしたし。このレースに限らず、最近は不誠実な印が目に余るなと。人気で負けて批判の対象にされるのは、ほぼほぼ僕たちジョッキーですよね。
1番人気に乗って負ければ「飛ばした」と言われ、非難される。たとえば、厩舎の仕上げに狂いが生じたケースであっても、指摘されることはほとんどないですから。
──それも宿命だと心得ているからこそのジレンマですね。ソリダリティのコメントには、そのあたりの怒気も含まれていた?
川田 記者の方たちへのちょっとした抗議です。あれがね、薄い印しかついていないにもかかわらず、ファンの方たちの支持によって1番人気になったのであれば、それはもう仕方がない。
でも、ほとんどのファンは、予想紙の印を参考にして馬券を買うわけです。だからこそ、そこに対する責任感というのを、もう少し持ってほしいなと思ってしまうんです・・・
続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
続きを読む
Source: 競馬総合まとめ速報