ミカエル・ミシェル騎手騎手、今年もJRAの通年騎手免許試験にチャレンジ

フランス出身の女性ジョッキー、ミカエル・ミシェル騎手(30)が昨年に続き今年も地方競馬全国協会(NAR)の短期免許を取得し、南関東競馬を中心に騎乗することが3日、分かった。受け入れ先は川崎競馬場の山崎裕也厩舎となる予定。

来月、NARの短期免許を得る試験に臨み、合格すれば9月8日の川崎開催から騎乗を開始する。

ミシェルは「また日本に戻れることがうれしく、わくわくしています。今年はフランスに戻り技術を磨いてきたので、しっかり発揮できたら。日本のファンの皆さまの応援は特別ですし、感謝しています」と語った。

また22年、23年、24年に続き、今年もJRAの通年騎手免許試験にチャレンジする意向も明かした。

ミシェルは19年8月、札幌競馬場で行われたワールドオールスタージョッキーズ(WASJ)に出場するため初来日。20年1月27日からNARの短期免許を取得し、南関東競馬を中心に騎乗。約3か月間の期間中に30勝を挙げ、短期免許を取得した外国人騎手としての最多勝記録を更新した。昨年10月、4年ぶりにNARの短期免許を取得して17勝を挙げた。

ミシェルは2011年デビュー

2017年にフランスで2キロ減の女性騎手減量制度が実施された事により成績が上昇し2018年に803戦72勝、当時のフランス女性騎手の年間最多勝記録を挙げる
しかし翌年以降は減量の対象から外れた事もあり騎乗数は概ねピークの半分以下になる
この間南関東での短期騎乗を行いつつ新天地を求めて2022年と2023年はアメリカ東部を拠点にするもそれぞれ109戦7勝、159戦11勝に留まる

去年はオーストラリア拠点でローカルを中心に163戦11勝、騎乗数、勝利数とも南関東での短期騎乗を下回った

今年はフランスに戻り現在359戦19勝となっている