落札したのは昨年10月のノーザンファームミックスセールにすい星のごとく登場し、牝馬最高額を含む3頭の1歳馬を落札したことで話題となった、新規馬主の小谷野宗靖氏。同氏はアスリートの育成やセカンドキャリア支援を手掛ける会社社長を務めており、父は元プロ野球選手、ロッテでサイクル安打を記録するなど活躍した得津高宏氏だ。
「4000万円ぐらいのつもりだったんですけど、2人ぐらいが競り合ってきて高くなっちゃった。雰囲気がいい馬で、細身でバネがありそう。私は軽くてシュッとした馬が好きなんですよ。一緒に見てくれていた秋山(真一郎)先生も『いいんじゃないですか』と言ってくれましてね。デビューは秋山厩舎で夏ごろでしょうか」(小谷野氏)
同氏は交流があった武豊にすすめられて馬主になったそうで、先日もイクイノックス産駒(アルモナの2025)を庭先で購入したとか。「これで3世代(23、24、25年生まれ)揃いましたし、しばらくは楽しめそうですね」。同馬を紹介してくれたのは武幸四郎調教師だという。
今週は日本ダービー。モズアスコット産駒では弥生賞勝ち馬のファウストラーゼンが出走する。この日購入したモズアスコット産駒には来年のダービー出走の期待もかかるが…。「そんなの夢物語ですよ。とにかく元気で走ってくれればそれでいいんです」と笑った小谷野氏。それでもすっかり〝馬主の魅力〟にハマっているようだった。
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Source: 競馬総合まとめ速報