関西地方に住む20代の男子大学生は昨年10月、とある地方競馬場で馬券詐欺にあったという。当日のレースが全て終わり、帰路に着こうと競馬場を出ると、50代と思われる男性に「当たり馬券を買わないか」と声をかけられたという。
「その日は10万円負けていて、今月の生活をどうしようと考えていたところでした。そのおじさんは『払戻期間中に競馬場を訪れることができない。10万円当選しているから、この馬券を6万円で買い取ってくれないか』と話を持ちかけてきました。レースの結果表とその馬券も見せてくれて、身なりも清潔だった。何より負けた分を少しでも取り返したくて。信じて買うことにしました」「的中していません」
馬券は、インターネットか、競馬場の窓口での直接購入の二択がある。窓口で購入して馬券が的中した場合、競馬場が開いている時間に、場内にある機械で払い戻しをすることで、当選金を得ることができる。この時はすでに競馬場は閉まっていた。
後日、50代の男性から買った馬券を払い戻しに競馬場に行ったところ、機械から聞こえてきたのは「この投票券は的中していません」という音声メッセージだった。馬券を何度機械に入れても同じアナウンスが流れるばかり。次第に後ろにいる人の嫌な目線を背中に感じ始めた。
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Source: ☆うまなみ・競馬にゅーす速報