過去最短の3戦3勝で皐月賞馬に輝いたソールオリエンス(牡・手塚)は、27日午前6時に角馬場入りして体をほぐすと、美浦南ウッドを1周(ゴールまでの半周は4ハロン67・9―15・7秒)。軽快な動きで数字以上のスピード感を見せた。
名畑助手は「週明けよりコントロールが利きましたし、追い切り後のほうが感じはいいですね。うまくガス抜きできて心身ともにいい状態。皐月賞で思ったより仕上がったので、その状態を維持できればと思っていましたが、もう一段階上がった感じです。現状できることをやって馬もそれにこたえてくれました」と万全のデキを強調した。
マイナス体重での出走となっても、それは無駄な脂肪がそぎ落とされた結果。ガレた感じは一切ない。「4戦目ですが、今までで一番順調にきています。今日もいい調教ができました。仕上がりはやり切った感じです。これで負けたら相手をホメるしかないですね」
展開については次のように推理する。「例年のような展開なら前が取りやすいと思います。前走は二の脚がつかず後ろからになりましたが、今回は天気もいいですし、京成杯くらいの位置(5番手)は取れると思います。3戦目くらいから競馬を覚えてきましたし、前走はおっつけ気味だったので、2ハロンの延長は問題ないですね」と距離延長にも自信をのぞかせた。
中山の2戦で見せた4コーナーのふくらみについては、「右回りだと4コーナーの手前で左手前に変えるんです。左手前が得意なので苦しくなると変えちゃうんでしょうね。左回りのほうがコーナーでの変換はしないのでは」と特に問題なさそう。
スタンド前からの発走にも対策を練っており「メンコの耳を厚くしていこうと思います。ファンファーレ後にメンコを外す予定です」と万全の態勢を敷いている。
3枠5番からは過去にディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルと歴史に名を残す3冠馬が勝利している。同助手は「騒がれる枠に入っちゃいましたね。いい枠だと思います」とニヤリ。名馬へのスタートラインに立ったソールオリエンスが世代の頂点へ上り詰める。
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Source: ターフ速報-競馬まとめ-